【資格取得は簡単】Googleアナリティクスを勉強しよう【おすすめ書籍】

Googleアナリティクスをこれから勉強する方にとっては、名前は聞いたことがあるけど勉強方法が分からないという悩みがあると思います。
Googleアナリティクスとは、サイトのアクセス解析ができる無料のサービスです。
無料にも関わらず多くの機能があり、日常では使わない専門用語だらけなので勉強を始めたばかりの最初は戸惑うことも多いと思います。
今後WEBマーケティングを始めたい方や、WEB制作会社などに就職したいと考えている方にとってGoogleアナリティクスは避けては通れません。
Googleアナリティクスはスマホのアプリとしても利用できるため、どんどん身近な存在となっています。
ぜひこの機会に勉強を始めていただいて、WEBマーケティングの考え方やWEB制作会社への就職のお手伝いになればと思います。
Googleアナリティクスを勉強するためのおすすめ書籍
初心者の方がGoogleアナリティクスを勉強するためには、まず分かりやすい書籍が必要です。
中級者〜上級者向けの書籍を最初に読んでしまうと返って挫折してしまうでしょう…。
WEBマーケティング歴2年の私がWEB広告を勉強し始めた時に参考にしていた書籍の中でもっとも分かりやすく、ノウハウを得られると感じるものを2つご紹介します。
もちろん他にも良書はありますが、初心者の方にとって勉強しやすいというキーワードを元に厳選しました。
いちばんやさしいGoogleアナリティクスの教本〜人気講師が教えるWeb解析と広告計測の基本〜

▶︎いちばんやさしいGoogleアナリティクスの教本 人気講師が教えるWeb解析と広告計測の基本 (「いちばんやさしい教本」)
できる逆引き Googleアナリティクス〜Web解析の現場で使える実践ワザ260〜

▶︎できる逆引き Googleアナリティクス 増補改訂2版 Web解析の現場で使える実践ワザ 260
この2冊は基本的なことは網羅しつつ初心者の方でも勉強しやすい丁寧な解説付きです。
逆引きとしても使えるので、Googleアナリティクスの資格を取得するための試験を受ける際に片手にあっても良いかもしれませんね。
Googleアナリティクスの資格

Googleアナリティクスには「GAIQ」と呼ばれる資格があります。
このGAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)試験はAcademy for Adsで無料で受験することができます。
ただ、GAIQは合格後12ヶ月が有効期限なのでもし合格した際は一応証拠として印刷しておくのも良いかもしれませんね。
GAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)の心構え
GAIQの試験はGoogle翻訳で英語が日本語に翻訳されたテキストで出題されます。
一つの質問に対して4つ程の答えの選択肢が用意されています。これを100問答えて、その内80%の正解率を超えることできれば合格となります。
試験は英語を日本語に翻訳しているので翻訳機能が追いついていない部分は、質問の意味がよく分からないものもあります。
また、Googleアナリティクス自体が機能を多く搭載しているため全てを暗記するのは大変かつ効率が悪いと考えます。
実際暗記型の試験は淘汰されていくはずなので、暗記よりも検索する、ググる能力がある、そんな力が必要とされてくるでしょう。
試験自体は片手に逆引きの書籍orスマホ(ググれる状態)を準備してのぞみましょう。
GAIQの勉強方法 その1
まず、専門用語が多いです。ご紹介した書籍が初心者の方に分かりやすいといっても専門用語はかなり出てきます。
書籍の中でよく出てくる「セッション」や「ページビュー」などの基本的な用語は覚えてしまう方が早いでしょう。
そのような基本的な用語以外は雰囲気だけ掴んで、どんどん飛ばしながら書籍を読み進めていきましょう。
この読み方を2回ほど終えた頃にはなんとなくGoogleアナリティクスの全体像が見えてくるはずです。
意味がわからない場所でずっと悩んでいるよりも、読み進めていって本当に大事だと思う部分を念入りに読み込むことが重要です。
そのように読み進めるといつか点と点が繋がって線が引かれた感覚になります。
そうなれば次は実際Googleアナリティクスをさわってみましょう。
GAIQの勉強方法 その2
実際Googleアナリティクスを使うことが1番の近道だと思います。
自分の運営するブログなりWEBサイトの改善対策としてGoogleアナリティクスを使っていくことで経験と知識を同時につけていくことができます。
ブログでしたら簡単に始められると思います。
是非自分のサイトを運営しながらGoogleアナリティクスを勉強していきましょう。
ブログを始めるなら
こちらのサイトがとても丁寧で初心者からでも始めやすいのでおすすめです。
基本的な知識を書籍で勉強して、同時に自分の運営するサイトのデータを見るためにGoogleアナリティクスを使ってみましょう。
GAIQの勉強方法 その3
Googleアナリティクスには動画で勉強できる方法もあります。
基本的な使い方を動画で教えてくれる(日本語字幕あり)ので是非参考にしてください。
コースの概要としては、Googleアナリティクスの導入やアカウントの作成から使い方、コンバージョントラッキング、効率よくレポートする方法などが勉強できます。
この動画には初級者用と上級者用があるので、ある程度Googleアナリティクスもさわって書籍の理解も進んできたら上級者用の動画に進むことをおすすめします。
初級者向け動画 https://analytics.google.com/analytics/academy/course/6
上級者向け動画 https://analytics.google.com/analytics/academy/course/7
Googleアナリティクスの基本的な使い方

Googleアナリティクスを使うにはまず導入するための設定が必要となります。
別記事で「Googleアナリティクスのログインから設定まで」を書いていますのでご参考にしてください。
スタンダードとプレミアム
Googleアナリティクスには「スタンダード」と「プレミアム」があります。
スタンダードは無料でプレミアムは有料です。
スタンダードが無料であるのに対してプレミアムは月額100万円を超える金額になるため個人での利用はほぼないかと思います。
大きな違いとしては、制限が大きく変わるということなので通常のサイト運用やブログ運営などでアクセス解析する分にはスタンダードで十分です。
Googleアナリティクスでできること
Googleアナリティクスでできることは、簡単にいうとWEBサイトのユーザーの動向を分析することです。
- WEBサイトにどれだけのユーザーが訪問しているか
- どのページにどれだけのユーザーが訪問しているか
- ソーシャルメディアからどれだけ流入しているか
- WEBサイトにある特定のボタンのクリックは何回あったか
そのようなデータを集約して見やすいようにグラフ化してくれているのがGoogleアナリティクスです。
集計データはレポートとして簡単に抽出することができ、レポートの抽出期間を分けることも、目安にしたい指標を変えることもできます。
そのようなデータを元に今後のサイト運用に活かすというのが本来のGoogleアナリティクスの価値です。
基本的な使い方を4つご紹介します
リアルタイム

「リアルタイム」項目では、「今」を見ることができます。
どれだけのユーザーが、またはどの地域のユーザーがWEBサイトのどのページを見ているのか、その流入元はどこからなのかを知ることができます。
活用方法としては例えば、SNSでWEBサイト(もしくは商品)のお知らせをした際にリアルタイムの反応はどうなのかを見ることができます。
反応が良ければ継続して良いし、反応が悪いのであればSNSのコメントや打ち出し方の改善が必要だということがわかります。
ユーザー

「ユーザー」項目ではWEBサイトに訪問しているユーザーの動向を簡単に見ることができます。
「ページビュー」や「セッション」「直帰率」などはSEO的にも常に改善を継続していくべき指標です。
ユーザーの流入元や利用デバイス、どんなものに興味があるユーザーが多いかを把握できる「インタレスト」という指標もあるので便利です。
集客

「集客」項目ではGoogle広告やサーチコンソール などの媒体別にデータを見ることができます。
集客のチャネルには様々な流入元を確認することができます。
- Organic Search:自然検索でサイトに流入
- Paid Search:リスティング広告をクリックしてサイトに流入
- Social:TwitterやFacebookからの流入
- Referral:別サイトからのリンク流入
- Direct:ブックマークや直接URLを入力してからの流入
- Email:メールからの流入
- Display:ディスプレイ広告でバナー等をクリックして流入
- Other:その他
注意点として全ての流入を正しく反映できていない部分もあるようです。
より正確な分析を行うためにはパラメータ運用の必要性も出てくるかもしれません。
行動

「行動」項目では、WEBサイトに訪問したユーザーの行動を見ることができます。
例えば、ユーザーが流入した際のページのタイトルや検索キーワードが把握できるため、どのページにどんな検索キーワードで流入するユーザーが多いかを把握することができます。
また、Googleタグマネージャーを使うことで簡単にイベントトラッキングの設定を行うことができます。
イベントトラッキングの設定をすることでWEBサイトのどのボタンがクリックされやすいのかを調べることができます。
レポートの出し方・自動作成ツール
GoogleアナリティクスではWEBサイトのユーザーの動向をグラフで簡単に見ることができます。
そして、その取得したデータを解析することでWEBサイトを改善に導くことができます。
カスタムレポート

「カスタム」項目のカスタムレポートでは、毎回のレポートの設定を効率化できます。
例えば、
- 「〇〇歳のユーザーのコンバージョンが知りたいけど会社のドメインからの流入を除外したい」
- 「女性と男性に分けた指標を見たい」
などのレポートをテンプレートとして先に作っておくことで、毎回レポートを抽出する際に同じ作業をする必要はありません。
アドオンの取得

アドオンを取得することでGoogle spreadsheetに紐づけることができます。
アドオンを利用することで、設定した項目の日々のデータを自動で取得することができます。
まとめ
Googleアナリティクスの勉強方法からちょっとした使い方までご紹介してきました。
Googleアナリティクスは機能も多く、日常では使わない専門用語だらけで初心者の方にとっては理解に苦しむ部分も多々あると思います。
WEBマーケティングに興味があったりサイト運営、もしくはWEB製作会社に就職したいと考えている方にとってGoogleアナリティクスは避けて通れません。
ぜひこれを機会に書籍を手にとって実際Googleアナリティクスで自分のサイトを運営してみてください。
それが理解することの1番の近道だと思います。