DTMを独学するということ
DTMを独学するということは、基本的にネットで情報を掴んで一人で試行錯誤しながらスキルを上げていく。
そんな勉強のしかたです。
ですが、初心者にとってDTMを独学で始める場合、何から手をつけたらいいかわからないと思います。
また、いざDTMを始めようと思っても、どうやって勉強したら良いのか分かりません。
そんな悩みをお持ちの方のための記事となります。
独学でDTMを始める2つの重要ポイント
そこで今回、初心者の方が独学でDTMを始めるための大変重要な
- おすすめの無料DTMソフト
- 効率の良い勉強方法
を解説します。
ということで、こちらの記事では下記のような内容を解説していきます。
- DTMを独学で始めるためのおすすめDTMソフト
- DTMを独学で始めるための効率良い勉強方法
- DTMでどんな曲が作れる?
- DTMを独学で勉強するために参考にするサイト
- DTM初心者は必ず挫折します…モチベーションを保つ方法
などなど、ぜひ参考になればと思います。
【DTM初心者】独学で音楽制作するためのDTMソフトや勉強方法をご紹介
DTM初心者の方が独学で作曲をするためには
- DTMソフトで手を動かす
- YouTubeやグーグル検索で使い方や作曲方法のチュートリアルを見る
を繰り返すことが1番の近道です。
音楽制作は、今やとても身近にあり、以前とは違って予算的にも使いやすさ的にもハードルが低くなっています。
こちらは数分で作った曲ですが、初心者の方でも簡単にこんな感じの曲が作れます。
いかがでしょうか?
この曲はガレージバンドというiPhoneにデフォルトで搭載された音楽制作アプリで作ったものです。
数分で作った割には上出来ですよね。
この動画はYouTubeにアップしているものですが、Macには無料で利用できる高性能なiMovieという動画編集ソフトもあるので、このようにiMovieで映像をつけてYouTubeにアップ…なんてことも簡単にできます。
話を戻しますが、近年、クオリティが高く無料で使えるDTMソフトが増え、スマホでも高品質な無料作曲アプリが多く出回っています。
初心者が独学で作曲するならまずDTMソフトを無料で手に入れてサクッと手を動かしてみましょう。
では、初心者の方におすすめな独学で作曲(DTM)しやすいDTMソフトや作曲アプリをご紹介します。
初心者が独学で作曲するならオススメ無料DTMソフト(DAW)BEST3
- GarageBand★★★★
- Cakewalk by BandLab★★★☆
- Studio One 3 Prime★★☆☆
※★‥オススメ度
今の時代、無料でここまでできるんだと驚愕します。
以下の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
スマホで簡単 無料作曲アプリBEST3
- GarageBand★★★★
- Medly★★★☆
- Beat Maker★★☆☆
※★‥オススメ度
iPhoneがあればGarageBandはデフォルトで入っているので是非お試しください。
スマホの無料作曲アプリ の中でも上記3つは簡単操作で音質も良いので、
慣れたらすぐにカッコ良い曲が作曲できること間違いなしです。
特にスマホアプリのGarageBandは誰でも簡単にEDM風な曲が作れるのでおすすめです。
こちらの記事で少しご紹介しているのでご参考にしてみてください。
初心者が独学でDTM始めるならGarageBandを選ぶべき4つの理由
下記は、DTMを始めたばかりの初心者の方々の悩みです。
- 結構お金かけたけど使い方が良く分からず挫折
- 使い方がどこを調べても詳しく載ってなくて挫折
- いざ作ってみるとショボすぎて挫折
DTMを始めるということは、音楽とパソコンの知識が必要となります。
使い方が分からない、機能が多すぎて難しい、ググっても載ってない…
多くのDTM初心者の方はこのような理由で挫折します。
そんなDTM初心者の方々が、独学で始めやすいGarageBandをおすすめしたいと思います。
GarageBandとは、Appleが提供するMacやiPhoneであれば無料で利用できる音楽制作ソフトです。
無料DTMソフトのGarageBandは有料DTMソフトにもひけをとらない高品質ソフトで、このソフトがあればピアノやギターが弾けなくても作曲や曲編集が簡単にできます。
初心者がガレージバンドを選ぶべき4つの理由
- MacやiPhoneがあれば無料
- 多くの良質な音源が搭載されており、簡単にカッコ良い曲を作ることができる
- 直感的で使いやすい
- 人気のあるソフトなので使い方がネット上に多い
何も考えずにDTMソフトを選んでしまうと、先程の理由で必ず挫折しますのでご注意ください。
ということで参考程度に画面録画したので、GarageBandの使い方をなんとなくご覧ください。
※ちなみに動画のBGMもGarageBandで作成したものです。
DTMを独学で始めるならどんな手順や勉強方法が効率が良い?
初心者の方は何から手をつけたら良いのかわからないと思いますが、DTMを独学で勉強する際に重要なポイントが、使い方の書籍購入よりも
【YouTube】で学んだ方がはるかに効率的
ということです。
基本的な使い方を学んでしまえば、そのあとはYouTubeで勉強しましょう。
そしてYouTubeで学んで作った曲をYouTubeにアップすることで、作品を世に出す機会を作り、モチベーションを保ちながら音楽制作ができます。
ただ、YouTubeで参考にした動画を探そうにも大量の動画が配信されているので
どのチャンネル、どのYouTuberを参考にして良いか分からない…
という悩みが出てくるかと思います。
そこで、今回DTMを独学する際の4つの手順に加えて、
DTM初心者が最初に参考にするべきYouTubeチャンネルや、勉強になりそうなサイトがまとめられた記事などもご紹介します。
DTM初心者の勉強方法として最も優れているのはこのたった4つの手順を繰り返すだけです。
ぜひ参考にしていただけたらと思います。
独学でDTMを始めるための4つの手順
次の4つの手順を繰り返すことが非常に効率の良い勉強方法となります。
- 日本のYouTubeの動画解説を徹底的に見る
- 手を動かす
- 自分の好きな曲を10曲程コピーする
- 日本ではなく海外のYouTuberを参考にする
日本のYouTubeの動画解説を徹底的に見る
まずこちらの動画で勉強してみましょう。
DTMを始めると、基本的な使い方や専門用語などでつまづきますが、こちらのDTM解説サイトはとても丁寧に解説されており、まとめ方も非常にスッキリしているのでDTM初心者の方にとって勉強しやすい環境が作れます。
手を動かす
早速sleepfreaksさんを片手に基本的な使い方や専門用語を調べながらDAWソフトを触ってみましょう。
いろんな気づきがあると思います。
実際キーボードがなくてもPCのキーボードが鍵盤になるので最初はなんとなくキーボードを弾いてみましょう。
DTMソフトの予想以上の音色の美しさに驚愕します。
自分の好きな曲を10曲程コピーする
基本的な使い方や専門用語がなんとなく頭の中で一致してきたら、早速自分の好きな曲をワンフレーズとかでいいのでコピーしてみましょう。
リンキンパークが好きならNUMBのイントロだったり、Aviciiが好きだったら【I could be the one】のあの有名すぎるドロップなど…
実際のものを完璧に作る必要は全くありません。
メロディをコピーしてそれを自分なりの音源でオリジナルのワンフレーズにしてしまいましょう。
こうやって自分の好きな曲のワンフレーズだけをコピーしていくとモチベーションも保ちやすくとても勉強になります。
モチベーション維持しながら手を動かすのが1番の勉強方法です。
日本ではなく海外のYouTuberやYouTubeサイトを参考にしましょう
独学でDTMを勉強する際に他のDTM初心者の方々と差が出る非常に重要なポイントです。
DTMを独学するならどんなサイトを参考にしますか?
sleepfreaksさんでDTMに少し慣れてきたら海外のサイトも参考にしてみましょう。
こちらの【スタジオ翁】さんの記事に海外のDTMの動向や楽曲の作り方・コツなどの良質な記事がまとめられています。
どれもかなり勉強になります。 実際日本のDTM解説動画サイトはダサいものが多くてちょっとイマドキじゃないかなと感じています。
なので、DTMに少し慣れてきたらぜひ海外のDTMサイトを見て勉強するのがおすすめです。
個人的にはこちらのYouTuber→【Servida Music】がとてもDTMを楽しんでる感+レベルの高さを感じるので大変おすすめです。ぜひ参考にしてみてください。
4つの手順を繰り返す
このように1、2、3、4と手順を繰り返すことでモチベーションを維持しながら DTMを勉強することができるはずです。
何かを始めるにはゴールを決めるのが効率的なので、初心者が独学でどこまでできるようになるかを簡単に解説します。
初心者がDTMを独学のみで勉強してみました
実際、パソコンのスキルがある方なら1ヶ月くらいで作曲できます。
早速ですが初心者の私がDTMを独学のみで勉強したらこんな曲が作れるようになりました。
中には様々な無料プラグインや無料サービスを利用してリミックスなどにも挑戦しています。
DTM初心者の方はできる限り無料で独学しましょう。
ですが、ネット上には無料のプラグインやサンプラー、音源が溢れかえっています。
どれを選べば良いか確実に混乱します。
そこで、DTM初心者の方が安心して使える無料素材をご紹介しているので参考にしてみてください。
DTMを独学で勉強しながら考えたこと
DTMとは
今更ですが、DTMとはdesktop music(デスクトップ・ミュージック)の略称です。DTMを簡単に言うと、パソコンを使って音楽制作をするということになります。パソコンと電子楽器をMIDIと接続することで音楽制作を行います。DTMは音楽を演奏する技術や知識だけではなかなか難しく「パソコンのスキル」が必要かつプログラミング的な要素を含むため、コンピュータープログラミングとも呼ばれています。
ただ、逆に演奏技術や知識がなくても、ある程度の曲を作曲できるのがDTMの魅力だったりもします。主な作業は、ピアノロールと呼ばれる鍵盤上に音階のデータを置いていくことでメロディを繋げたり、実際にリアルタイムで演奏したものをパソコンに接続して録音したりという感じになります。
また、音を様々に加工し、オリジナリティのある音源を作ることができるのも魅力の一つです。
初心者がDTMを独学のみで勉強すると、まず挫折します
挫折する理由は、実際すぐには理想通りの曲が作ることができない…ということになります。理想通りの曲を作るには、理想に近い曲をコピーすることが一番の近道です。
基本的なコードなどは基本的なことだけ書籍などで触れていただいて、すぐにDAWソフトを使って実践するのが良いでしょう。理想に近い曲というのはおそらく自分の好きな曲、好きなアーティストの曲だったりします。
例えば、リンキン・パークが好きなら、そのリンキン・パークの中でも好きな曲のワンフレーズをコピーしてみましょう。ここでいうコピーとはメロディなどを真似して曲を作ってみるっていう意味です。
そこで実際にGarageBandアプリでワンフレーズをコピーしてみました。
この動画は、iPhoneで演奏手順を画面録画したものです。このようにGarageBandというアプリを使えば簡単に曲が演奏できるのでとても便利です。
このように何曲かコピーできるようになってきたら、自分の曲にも似たようなフレーズを取り入れてみましょう。好きな曲をコピーすることでモチベーションも上がること間違いなしです。
DTMでおすすめのパソコンは?
前述したように、GarageBandという高品質な無料DTMソフトをすぐに使えることができるという点ではMacがおすすめです。
Macはパソコンのフォルム、画面…様々な部分がおしゃれで作曲活動のモチベーションが上がります。
曲を作ったらYouTubeにアップして誰かに届けたいですよね?
そのためには動画編集も少し学んでおきたいって方にとってもMacは魅力的です。
MacにはiMovieというAppleが提供する動画編集ソフトも無料で利用できます。
使い方等は以前記事にしていますのでぜひこちらをご参考にしてください。
また、動画編集というところで言えば、Keynoteというソフトを使うことでYouTubeのオープニングなどを簡単に作ることもできます。
KeynoteもMacにデフォルトで利用できるので便利です。こちらからの記事にオープニング動画の作り方を載せているのでぜひ参考にしてください。
というように音楽制作以外でも、クリエイターにとってはMacがあれば色々幅が広がりやすいと思います。
ぜひこれを機会にMacを視野に入れるのも良いかもしれませんね!
とにかく機材は安く始めることで挫折した時のダメージは少なくなるので、モチベーションを維持しながら音楽制作を継続して、さらに興味が出たらLogicやCubaseなどのワンランク上のソフトを購入しましょう。
Macばかりご紹介しましたが、もちろんWindowsでもBTOパソコンでも全然OKです。
DTMを本格的に始めたい方にとっては、パソコンのスペックなども大変重要になってくるので、ぜひこちらの記事もご参考にしてみてください。
そもそも独学でDTMは難しい?
DTM初心者が独学のみで勉強するって一見難しそうに聞こえますが、やってみると意外と簡単にカッコ良い曲が作れるのでとてもおすすめです。
スマホがあればアプリのGarageBandから始めてみても感覚を掴めると思います。
GarageBandアプリについての概要はこちらの記事を参考にしてください。
GarageBandの魅力を私なりにご紹介しています。
GarageBandに搭載されているループ音源だけでもこのような曲を作ることができます。
※ループ音源:GarageBandで元々利用できる繰り返された曲のワンフレーズ
初心者の方が独学でDTMするなら必ずループ音源を使いましょう
ループ音源を否定的な方もいるかと思いますが、使って全く問題ありません。
否定する方はおそらく、人の作ったものを自分の作品として使うことが気に入らないのかもしれません。
そんな摘んだ考え方は辞めましょう。
今あるものを使ってさらに良いものを作る。
良い曲は良いし、心地よい曲は心地よい、それ以外に何がありますか?
ループ音源を使って良い曲ができればそれは素晴らしいことです。
すでにあるループ音源を参考にしてあなたのオリジナルのループ音源を作るのも良いですね。
DTMは今後プロとアマの垣根が無くなる?
個人的な見解を述べると今やクリエイティブ業界はプロとアマチュアの垣根がなくなりつつあると感じます。
例えばカメラマンやデザイナー、動画編集や音楽制作‥。
※もちろん垣根を超えられない天才的な人は除きます
SNSで情報は氾濫し、ネット上には無料で使えるツールが増え、特に人気のツールはチュートリアルも多く勉強しやすいというのが理由です。
さらに、様々な単純作業がAI化しつつある現代において、エンタメが重視されるのは間違いないと考えます。
エンタメが重視される理由は単純です。
無駄な作業がなくなった分、お金はあるけど時間が余って‥
じゃ楽しいことしよう!
そうなりそうな気がしませんか?
企業や一部の人だけではなく、一般の人がエンタメに力を入れ始めることでさらにクリエイティブは垣根を無くし、コモディティ化すると考えます。
実際フリーランスという職業が増加傾向にあること自体、会社やプロに属さず個人のスキルがネット社会によって大きく成長を遂げているからではないでしょうか。
ランサーズの統計では2018年のフリーランスの経済規模は20兆円超え、副業経済は8兆円規模というから驚きです。
今や子供達のなりたい職業にランキングされるyoutuberという職業の増加も一般人がクリエイティブを世に出せる一つの流れですよね。
少し余談ですが、
学校に3ヶ月行ってプロの寿司職人になっている人とかも最近よく聞きますよね。しかも大繁盛…
一流の職人になるには、まず皿洗いなどの下積みを数年経て、弟子入りして‥的なセオリーは完全にすっ飛ばしていいんです。
音楽制作の世界も同じように効率の良い勉強方法はネット上に溢れかえっています。
もちろん本人の意思や検索力なども関係してくるとは思いますので諦めず継続することが大切ですが…
ということで、独学でもDTM初心者でも楽器が出来なくても作曲は出来ます。
そのためには、まず無料DTMソフトで手軽に始めて音楽を楽しむことです。
特にGarageBandは高品質な音源も多く、ネット上に使い方が数多く出回っているので勉強もしやすいです。
このようなDTMソフトを使ってさらにハマってしまえば、logicやcubaseなどの有料ソフトに移行することでもっと作曲、曲編集が楽しくなるでしょう。
最後に
DTM初心者の方によっては独学だけではなくもっと多くの知識を学びたい、経験者と繋がりたい、そんな考えの方も大勢いらっしゃると思います。
また、初心者の方がDTMを始めるとということは挫折したり、モチベーションが維持できなかったりで辞めてしまう…ということもよくあることです。
そこで少しだけご紹介ですが、最近DTMオンラインスクール人気の傾向があり、広告などもよく見かけます。
DTMスクールは数多くありますが、スクールによっては大物アーティストや旬のアーティストと共演する講師が在中していたりします。
もちろんお金はかかりますが、独学とは確実に成長できる範囲が変わってくるでしょう。
最近の音楽教室は無料体験はもちろん、スケジュールを自由に決められたり、気に入らない講師のチェンジができたり、コースの楽器がもらえたりと
幅広い対応で人気急上昇中です。
DTMスクールで2、3ヶ月集中して勉強するのもありですし、無料体験レッスンを受けて刺激を受けるのもありだと思います。
DTMスクールに興味がある方は、大きい企業からオンランスクール、ちょっと小さいスクールまで
講師や口コミ、評判など考慮してDTMスクールをご紹介していますので、ぜひこちらの記事もご参考にしていただけたらと思います↓