飲食店を辞めたい方に告ぐ。
辞めたいと思えることは、まだちょっと余裕がある段階です。
辞めたいと思える余裕があるなら、さっさと辞めて転職したほうがいい。
じゃないといつまでも人生が豊かになりません。
というお話をします。
【飲食店で働く方へ】なぜ、あなたは辞められないのか?
これは、倒産するまで一度も辞めたいと思わなかった、
むしろ思うことが許されなかった、もう逆に倒産が救ってくれた、そんな私の実話です。
今ではブログで音楽や動画、web系のことを得意げに書いていますが、
ほんの少し前までは超ブラックと言われるレベルの飲食店で途中白目になりながら働いていました。
朝から夜中の2時3時まで働くことも結構当たり前で、休みはあるかないか分かりません。
休みでも予約が増えたら出勤します。
急に出勤になって、遠出してても急いでお店に戻るなんてのは当たり前です。
寝ようと思っても明日何言われるか分からない恐怖で眠れない。
寝不足で車が縁石に乗り上げたことも何回かありました。
ここまでくると自分だけの話じゃなくなってくるので本当に危ない。
連休なんて取ったことないし、花火大会なんて行ったこともありません。
働き方改革なんて、別の国の話かな、ぐらい。
休んでうまくいかないときは全て自分の責任となり、社長からの恐怖の時間が始まります。
体調が悪くても言い訳に出来ず、呼吸困難で倒れたり体中発疹が出たり、咳のしすぎで疲労骨折したり‥
それでも翌日には当たり前のように一番元気にお店に行きます。
当たり前です。
飲食店で働き始めたきっかけは学生時代のバイトです。
たまたま学生時代に飲食店でバイトしていたこともあって、なんとなくやりたいこともないなーと思ってたら気づけば飲食店を経営する会社の幹部になっていたので、
辞めたいというよりも、会社を大きくしたいという気持ちが強く、多少ブラックでもいつかは素晴らしい未来を信じて歯を食いしばります。
しかしそれも8年経つと疑問に思い始めます。
後輩に社員になってもらうために説得したこともありました。
この会社はこれからどんどん大きくなる。一緒に盛り上げていこう、と。
そんなことを伝えてきた私にとって、いまさら会社に疑問を持ってるなんて言えませんでした。
そして会社は倒産しました。
ここで言う倒産の引き金は、病んで病んで病んでしまった社員達が全員一緒に辞めるという、社長にとっては本当に悲惨なものでした。
もちろん社長と素晴らしい思い出もあります。
実際ヤクザのような出で立ちの人だったので、めちゃくちゃ怖いお人です。
でも意見を聞いてくれるときもありましたし、勉強させてもらえることや胸に響く言葉は数え切れません。
一緒にお酒飲んでばかなことやったりもしました。
でももう社長には会えません。
会いたいですが、会えません。
自分の世界が当たり前ではないことを知ることが重要
飲食店で働いている方に多い考え方として、他の働き方や人生をあまり知らない、もしくは知ろうとしない。
その考え方は、当たり前の世界でしか当たり前ではないんです。
辞めた途端いろんな楽しい世界があることに気づくはずです。
飲食店は他の業種と違って、お客様に一線を引きつつも、自分の時間はお客様に捧げるため心の拘束時間が長いです。
心の拘束時間が長いと、その世界が当たり前になり、そこから抜け出すことができなくなります。これは、はたからみると辞めたいなら辞めればいいのにっていう簡単な考え方が全くできなくなる瞬間です。
この記事を読まれている方は、飲食店で働いていて、いろんな辛いことがあって辞めたくなってる方が大半ですよね。
そんな方に告ぐ。
あなたの世界は当たり前ではありません。
あなたの知らないもっと楽しい世界が広がっています。
今の私の生活スタイルは、IT企業でweb広告を運用していまして、定時でさっさと帰ります。それから曲を作ったり動画編集を勉強したり、今は副業でwebサイトデザインからコーディングまでを一貫して行えるようにしたいので、週末も飲みに行かずに勉強の日々です。
これが私の楽しい世界です。
土日は、平日なら会社に出勤する3時間前の6時くらいから勉強です。
なぜ勉強するのか、先ほども言いました。
学ぶことが楽しいからです。
飲食店で、毎日毎日休みもなく14時間心が拘束されていた私にとって、日々成長を感じることのできる勉強というものが楽しくてしょうがなくなってしまったんです。
会社の倒産で強制的に辞めることにはなったものの、まさかこんなにアナログな自分が、webがどうこうインプがどうこう言ってるなんて想像もできませんでした。
つくづく思います。
こんな世界もあるんだなと。
そんな世界に早く気づいた自分の姿を必死で追いかけている毎日です。
ちょっと難しく伝えましたが、つまり
もし、もっと早くいろんな世界があることに気づいた自分がいたとしたら、めちゃくちゃ楽しそうでいけてる自分が未来にいますよね。
そんな自分を追いかけている、ということです。
今後の飲食店はどうなる?
話は変わりますが、飲食店は特に人手不足です。でもいくら人手不足でも、SNSでばかな投稿しそうな人は雇いたくないですよね。
実際必要ないんです。
ホリエモンは飲食店の最終形態はスナックだと言います。
まさにその通りで、飲食店の価値はまた違う方向に向かっています。
頑なに飲食店しかないと考えている方、最終形態はスナックです。あなたの思い描いた飲食店は数年後には全く違う媒体へと変化しているでしょう。
飲食店に固執する必要はありません。
さっさと辞めて、違う世界を見に行きましょう。
最後に、この記事の真相の深層をお伝えします。
ブログを始めて半年、ツイッター上ではブロガーのうまくいってる話で持ちきりですが、私の記事はとても微妙です。
なので、
飲食店 辞めたい
というキーワードで検索上位を目指します。
必死でやってた飲食店をこうやって楽しく記事にすることができる世界があるとは‥
ご静聴ありがとうございました。