【失敗したくない方へ】なぜ、飲食業界はブラックと言われるのか?

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飲食業界×ブラック

 

で検索したあなたは

 

今の状況を変えたい、変わりたいと願っているはずです。

 

もしくは、今後飲食店などの飲食業界で働こうと思っていて不安に思っていることでしょう。

 

そんなあなたにブラックな飲食業界の驚愕の真実をお話しします。

 

【失敗したくない方へ】なぜ、飲食業界はブラックと言われるのか?

 

私はつい数年前まで地方の飲食店(10店舗程)を経営する会社に勤務していました。

 

働き始めた当初は最高の仲間と出会えて最高の時間を噛み締めて日々を送っていました。

 

20代で若いですから、ヤクザのような上司に罵られようが朝から夜中まで働こうが休みなしで働こうが関係ありません。

 

とにかくそれが全て自分の成長になると信じて耐え抜いてきました。

 

14時間勤務の途中にある15分だけのタバコ休憩では、3本吸いだめるためにむせながらとにかくニコチンを体内に入れるという暴挙。

 

むせてでも3本吸わないと精神が落ち着きません。

 

お店が終了するのは夜中2時頃。

 

人件費削減のために最初も最後も残るのは社員私だけです。

 

一人で出勤して、一人で準備して一人で片付けするので時間がかかります。

 

それが会社として利益を出すコツです。

 

嘘かと思いますが真実です。

 

そしてやっと終わった夜中2時。

 

そこから週一の社員ミーティングが始まります。

 

他店舗からみんなある場所に呼び出されて、この時間からなんとなくミーティングが始まります。

 

社長はこの時間そこにはいません。

 

朝も早いのにこんな時間からこれだけ俺たちは頑張っているよという

 

社長へ報告するためのアピール合戦が始まります。

 

嘘かと思うかもしれませんがこれが真実です。

 

こういった会社は飲み会がかなり激しいと感じます。

 

カラオケなんて行ったら、テーブルに置いてあったグラスなんて最後には全部割れてます。

 

社長からの恐怖の教えが始まることなんて当たり前です。

 

でも、飲むと面白いやつだと思われるので飲み続けます。

 

それでも翌日は当たり前のように出勤します。

 

飲食店なのでお酒がありますよね。

 

最悪の状況ですがそこで辛そうな状況をバイトにみられたらそれこそ上司に報告がいくので

 

なんとか吐き気をこらえながら、頭がグラグラしながら…お米を炊きます。

 

私は当時、後輩にはこのように諭してていました。

 

二日酔いは風邪になった時の訓練だ、と。

 

そんな状況でも会社を信じ続ける自分がいます。

 

そしてそんな自分が好きだったりします。

 

今思うとだいぶやばいと思いますがそれが当たり前でした。

 

つまり、会社の利益を出すためにその身を呈して人件費を削り、

 

お客様(社長)の信頼を得るために自らの時間を費やす。

 

しかし、これは実は経営者の感覚です。

 

経営者は利益を出すために自分の時間を全て捧げますよね。

 

そんな経営者のような考え方を多くの社員が強いられ、

 

その努力が自分ではなく会社の利益と計上される会社をブラック企業と言います。

 

あなたの努力は全て会社の利益のためであり、

 

あなたのためではないということです。

 

しかしそんなことには全く気付かずに

 

自分のために頑張っていると勘違いして最後には病んでしまいます。

 

これがブラック企業の真実と言えるでしょう。

 

 

飲食業界はブラックだと言われる理由

 

飲食業界がブラックだと言われる1番の理由は利益が薄いことだと考えます。

 

思い浮かべてください。

 

連日満席の居酒屋

 

お昼時は行列ができるラーメン屋

 

居酒屋の客単価は地方で3000~4000円ぐらい、ラーメンであれば一杯700~900円ぐらいでしょうか。

 

この値段設定ですでにアウトです。

 

連日満席だったり行列ができるようであればかなりの重労働です。

 

一見繁盛しているように見えても、材料を安く仕入れるルートがあったり、少人数で営業できるシステムを導入していなければ利益は薄く、疲弊していくだけです。

 

マクドナルドの規模であれば大量注文という安定があるため格安で材料を受注できるでしょう。

 

だからこそ人員を多く雇って一人一人の負担を減らすことができます。

 

マクドナルドは大きい店舗で100人程のスタッフが在籍しているぐらいの人員を雇っています。

 

少人数で営業できるシステムといえば、ビールサーバーや焼酎バーを客席近くもしくは客席に置き、

 

お客様が飲みたいときに自由にグラスに注ぐことで、一番手を取られるドリンクの運搬に一切人がいらないというものです。

 

あとは、肉屋をしながら隣で肉系バルを営業するというビジネスモデルもありますよね。

 

材料は自らの肉屋なのでそこにマージンが発生しない。なおかつ肉専門という武器ができますし、レアな部位を手に入れやすい。

 

レアな部位を出せるレアなお店であれば単価をあげることもでき、遠くから足を運ぶお客様もいるでしょう。

 

利益を出すためには格安で材料を仕入れることができるか、少人数で営業できるシステムがあるか、高単価でもお客様が来店する動機があるか。

 

でもこんな飲食店実際中々ないので、みんな人件費削減に没頭し、朝から晩まで動き回り疲弊します。

 

そして、利益は薄いので還元されません。

 

飲食店の今後

三大欲求を満たすための飲食店がなくなることはないと思いますが、

 

今あるような飲食店の姿はどんどん変化していくでしょう。

 

無人化してくる飲食店もあれば、エンタメ要素が強い飲食店、プロジェクションマッピングが施された飲食店など…

 

個人的には、かなり高単価なお店か、エンタメ要素が極端に強いもの、

 

もしくはスナックのようなコミニュケーションに重きを置いた飲食店で飲食業界は寡占されるかなと。

 

食のクオリティが高い無人コンビニが増加、イートインスペースもあるかも綺麗で広々充実、も予測されるので

 

今普通にあるような飲食店は数年後結構な変化に苦しむだろうなと思います。

 

 

 

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